葛まんじゅう3種(こしあん、抹茶餡、かぼちゃ餡)
体にやさしい「吉野本葛」を、日常生活で楽しみながら、次の世代にも食べ繋いでいきたい。
今回紹介するのは葛まんじゅう。
もちもちの葛皮で包まれたこしあんが絶妙です。
桜の葉で包んだり、笹の葉にのせたりすることで季節感、清涼感を出すこともできます。
また、中に包む餡を変えることでカラフルな葛まんじゅうを作ることもできます。
葛まんじゅうの作り方は、和菓子職人がする「半返し」という手法が一般的ですが、ここでは誰もが簡単に失敗せずに作れる「本返し」で作っていいます。また竹べらなどの専用器具は使わず、ラップを使った簡単な方法で包みますので、お子様と一緒に楽しむこともできます。
葛まんじゅう
【材料(5個分)】
吉野本葛 50g
砂糖 25g
水 300㏄
こしあん 100g
【作り方】
①こしあんを5等分にして丸めておきます。
②吉野本葛、砂糖、水を小鍋に入れて良く混ぜ、葛を溶かします。
③強火にかけて絶えずへらで混ぜます。ふつふつとし、粘りが出て、全体が透明になったら火を止めます。
④30㎝角のラップを5枚切り、中央に③をスプーンでひとすくいのせ、その上に①のあんをのせ、上から③を のせてスプーンの背でなでるようにしてあんを包み込みます。
⑤ラップを茶巾に絞って輪ゴムでとめ、冷水で冷やしたら、ラップをそーっととって器に盛ります。
【抹茶餡】
抹茶 小さじ1/2
熱湯 小さじ1
白餡 125g
【抹茶餡の作り方】
①ふるった抹茶に熱湯を入れ、ダマがなくなるまで茶筅などで溶きます。
②白餡に①を入れてよく混ぜ合わせます。
③葛まんじゅうの作り方と同じように饅頭を作ります。
【かぼちゃ餡】
かぼちゃ120g(正味80g)
白餡 45g
塩 ひとつまみ
【かぼちゃ餡の作り方】
①かぼちゃはワタを取り除き、3㎝ほどの大きさに切ります。
②蒸し器で15分蒸し、熱いうちに皮を取ります。
③かぼちゃを裏ごしし、白餡と塩を加えてよく混ぜ合わせます。
④葛まんじゅうの作り方と同じように饅頭を作ります。