未利用資源「葛の葉と花」で作る ポリフェノールを効率的に摂取できるハーブティー 「葛青茶」いよいよ新発売!
未利用資源「葛の葉と花」で作る ポリフェノールを効率的に摂取できるハーブティー 「葛青茶」いよいよ新発売!
1870年創業の葛の老舗、葛専門店の株式会社井上天極堂(奈良県御所市・代表取締役社長:井ノ上 昇吾)は、スーパーサイエンススクール認定校の奈良県立青翔高等学校(奈良県御所市)と共同で、未利用資源である葛の葉と花を使用したハーブティー「葛青茶(かっせいちゃ)」を開発し、2023年12月15日に行われた「奈良県の宝物グランプリ2023-2024」の体験・雑貨部門で審査員特別賞を、2024年2月20日に行われた「にっぽんの宝物JAPANグランプリ2023-2024」のドリンク部門でベストコラボ賞を獲得しました。葛の葉はポリフェノール含量が最大となる8月に、葛の花は開花する9月に採取するため、昨年の受賞後に販売するには間に合いませんでしたが、3月1日に販売することが決定しました。
葛青茶には葛の花が含まれています。葛の花に含まれるポリフェノールの反応で、アルカリイオン水で葛青茶を抽出すると青色になり、レモンを加えて酸性にすると色が変化する様子を楽しんでもらえます。
■「葛青茶(かっせいちゃ)」の特徴
1、未利用部分を活用したサステナブルなハーブティー
原料となる葛は、繁殖力の強さから強害草として疎まれている。根は吉野本葛や葛根の原料になるが、葉や花は有効利用されていないところに着目した。
2、ポリフェノールを効果的に摂取できる
青翔高校の生徒さんが葛の葉に含まれるポリフェノール量を毎月分析し、ポリフェノール量が増大した時に収穫した葛の葉を使用した。
3、科学実験のように色が変わる
葛の葉のお茶をより飲みやすくするために葛の花をブレンドしたところ、花に含まれるアントシアニンの影響で、アルカリイオン水で水だしするとエメラルドグリーンになり、後にレモンを加えると色が変化する。
■「葛青茶」開発の経緯と想い
葛は古来より、吉野本葛や葛根湯の原料として重宝されてきた植物です。しかし根以外の部位については有効利用されていないのが現状で、繁殖力の強さから強害草として疎まれています。そこで、未利用資源である葛の葉に着目しました。
葛の葉の1年間の季節による総ポリフェノール量の変化と抗酸化能を調べ、収穫時期の確立と食の新たな発展を目指しました。その結果、ポリフェノールは夏から秋にかけて増大し、8月に採取したものが最も多く含むことが分かりました。
次にポリフェノールを効率的に摂取できる商品開発に取り組むことにしました。葛の葉をお茶にすると特有の臭みやえぐみが問題となりました。そこで葛の花をブレンドしたところ、えぐみが抑制されて飲みやすくなりました。また含まれる成分(アントシアニン)の特徴として、アルカリ性でエメラルドグリーンになり、酸性で黄~ピンクに変化することを活かし、アルカリイオン水で水出しし、レモン水で色の変化を楽しむ飲み方を考えました。そして、ポリフェノール、アルカリイオン水のミネラル、レモンのビタミンCのトリプルパワーで美味しく身体に寄り添ったお茶ができました。
商品の研究開発から青翔高校の生徒さんと共同で行いましたが、商品名も青翔高校の生徒さんがつけ、パッケージも青翔中学校の生徒さんがデザインした完全コラボ商品です。今後も地域と協力しながら商品開発を行い、地域の活性化にもつなげたいと思います。
■にっぽんの宝物グランプリについて
大会名:奈良県の宝物グランプリ 2023-2024
開催日:2023年12月15日(金)
場所:なら歴史芸術文化村
受賞:体験・雑貨部門 審査員特別賞
大会名:にっぽんの宝物JAPANグランプリ 2023-2024
開催日:2024年2月20日(火)
場所:日本橋三井ホール
受賞:ドリンク部門ベストコラボ賞
■販売情報

商品名:葛青茶(かっせいちゃ)
販売価格:540円(税込)
内容量:1g×3パック/袋
限定数量:300袋
発売日:2025年3月1日(土)
取扱店舗:天極堂全店舗、天極堂オンラインショップ