奈良テレビの「ゆうドキッ!」で吉野本葛についてと、新商品の「とろける果実感KUZUYU」についてご紹介いただきました。

奈良テレビの「ゆうドキッ!」は奈良県内の様々なニュース、天気、地域の話題、グルメなどを紹介している情報番組です。
今回は「ここナラええやん」のコーナーで笑福亭鉄瓶さんが天極堂に取材に来てくださいました。
奈良テレビのYouTubeチャンネルで動画をご覧いただけますあので、ぜひご視聴ください
■奈良テレビ「ゆうドキッ!」:「ここナラええやん」

近鉄「葛」駅。
天極堂のある奈良県御所市戸毛は昔は南葛城郡葛村という地名でした。
そして、地域の人達が農閑期の副業として葛根を掘り、葛粉を作ってきました。
天極堂は1870年の創業当時からこの葛の地で吉野本葛を作り続けております。

吉野本葛というのは、奈良県で精製された葛澱粉のこと。
安価なさつま芋の澱粉が出回った際に、吉野葛にもさつま芋を混ぜる業者が出て来て、製品によって中身が違うという問題が起こる中、規格基準を決めることになりました。
そして葛澱粉100%のものを「本葛」、その他の澱粉が混ざっているものを「葛」とし、また、奈良県で精製されたものには頭に「吉野」をつけることができるということが決められました。
吉野本葛は「吉野晒」という、攪拌→アク取り→沈殿→水の入れ替えを繰り返しながら洗う奈良県独特の製法です。
手間と時間がかかりますが、葛の良い成分を取り過ぎず、粒子も負担をかけずに精製することができるため、今も天極堂では江戸時代から受け継がれたこの製法を守りながら吉野本葛を作り続けております。
*工場見学は10名以上で随時受け付けております。ご予約の上お越しください。

天極堂橿原店では葛を使った商品、贈答品などを販売しております。
店内では葛餅など葛スイーツを召し上がっていただくカフェスペースも設けております。
また、橿原店は数ある天極堂の店舗の中でも「葛湯の品揃え」がナンバー1です。
葛、抹茶、おしるこ、生姜といった一般的なお味はご贈答用にと大変ご好評をいただいております。
自分用に好みに合わせて飲みたい人には、シナモン、ココア、メープル、コーヒー、紅茶、マロン、紫芋など常時20種類以上の葛湯が揃っています。
本格的に、吉野本葛100%の葛湯を飲みたい方は「とこ若」がおすすめ。
健康のために葛湯を飲みたい方は「乳酸菌葛湯」や「当帰葉葛湯」をご利用ください。
最近は甘くない葛湯をお求めの方も多く、「だし葛湯」をお勧めしております。
そんな葛湯の品揃え世界一の天極堂でも、若いスタッフには「おしゃれな見た目」「おしゃれな味」を求めるようで、開発チームができました!

そんな20代の若手チームが開発した葛湯が「とろける果実感KUZUYU」です。
鉄瓶さんは「昭和のレコードみたいなネーミング」ということでしたが、レトロなネーミングも好評です。
この名前は、「葛湯を飲むシーンを想像できるように」ということでつけました。
商品名もあえて「葛湯」や「くずゆ」ではなく「KUZUYU」としたのもポイントですし、パッケージのデザインもこのチームで生まれました。

VTRの後、スタジオでもいろいろとお話しいただきました。
吉野本葛ができるまでの手間と時間が大変だということも、なかなか知っていただくことができないので、今回取材していただいて本当に感謝ですし、こうやって若いスタッフが頑張ってくれている様子も評価いただけて大変有り難いです。
また、スタッフのみんながキラキラと話をしてくれているのも私はとても嬉しいですし、こうやってチャレンジする機会をもらえる会社であることを誇りに思います。

番組でご紹介いただきました「葛もち」は天極堂橿原店の他、奈良本店JR奈良駅店飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスでもお召し上がりいただけます。
また、「とろける果実感KUZUYU」は天極堂全店舗とオンラインショップで販売しております。

「吉野本葛」と「とろける果実感KUZUYU」は天極堂オンラインショップでご購入いただけます

【吉野本葛】
葛という植物の根から取り出したでんぷんを、奈良県吉野地方で、吉野晒の製法で精製した日本の伝統食材。
それ自体に味、色、香りはなく、お料理にもお菓子にも使うことができる。
粉に対する水の量によってグラデーションのように固さを変えることができ、粉に対して5~8倍なら葛もちや胡麻豆腐、10~15倍なら葛湯やあんかけ料理を作ることができる。

【とろける果実感KUZUYU】
2024年11月20日販売開始したばかりの新良品。
思い出のラズベリー味、夕暮れマンゴー味、夜明けのレモン味の3種類あり、どれもフルーツの甘酸っぱくて爽やかな味わい。