2024年9月12日NHK『ならナビ』にて天極堂の葛餅・葛青茶をご紹介いただきました。

2024年9月12日NHK『ならナビ』にて天極堂の葛餅・葛青茶をご紹介いただきました。

今回は「葛」についての話題!
葛の専門店ということで天極堂橿原店から生中継です。

吉野本葛の元になるのは「葛(クズ)」という植物の根の部分。
昔から漢方薬にもなっています。
奈良県の吉野本葛作りは江戸時代から続く伝統産業で、葛の根から澱粉を取り出します。

そして今回は…

『化学』の力で葛を美味しく味わっていきます。
まずは化学変化を利用した「葛餅」作りから!

粉の状態の葛粉に砂糖と水を加え、加熱しつつどんどん混ぜていきます。
最初は真っ白な液体ですが…

徐々に透明のものが出てきました!
これは『糊化(こか)』という現象で、澱粉(葛粉)と水分(水)を一緒に火にかけることで粘り気が出て糊のような状態になります。
全体的に透明感が出た後、氷水に入れてサッと冷やすと「葛餅」の出来上がりです。

外はぷるぷる、中は温かくとろ~りとした不思議な食感なのが出来立ての葛餅。
奈良の伝統産業、そして化学に結び付くこの葛餅作り体験は出前授業でも人気の体験です。

さらに葛餅以外にも、葛を利用した化学があります。

葛のある部分を活かしたお茶を天極堂と青翔高校で一緒に開発に取り組んでいます。
その部分とは『花』!
葛の花にはアントシアニンという色素が含まれており、アルカリ性の水で抽出すると成分が反応し綺麗な青緑色になります。

さらに、このお茶に一手間加えます。

レモン汁を加えることで、なんと色が変化しました!
アルカリ性だったお茶がレモン汁を加えることで酸性に変化し、さらに色も変化するという化学反応を利用したアレンジ方法です。

葛の花と一緒に葛の葉もブレンドすることで葉のポリフェノールを摂取することができます。
またポリフェノールの含有量が最も多い8月~9月の時期に採取し使用しています。

葛は葉や花、根とまるごと使うことのできる植物。
毎日の習慣に、ぜひ葛を取り入れてもらいたいと思います。

撮影の様子

今回ご紹介いただいた『出来立ての葛餅』をぜひ作ってみませんか?

必要な物はお鍋と水だけ!
簡単に“ぷるぷるとろ~り”食感の葛餅が作れるキット『ぷるとろくずもち』は天極堂オンラインショップでも販売しております。
お子様との手作り体験に、ぜひお楽しみください♪