2021年「Beans Life 2021 WINTER VOL.75」にて井上天極堂をご紹介いただきました。

伝統的な精製法、吉野晒を守る吉野本葛の老舗を訪ねて

奈良時代から続く日本の伝統食材、葛粉。
雪のように白くなめらかな吉野本葛を作るためには現代においても驚くほどの手間と時間を要します。
今回は、御所市戸毛(元南葛城郡葛村)で、150年間吉野本葛を作り続ける『井上天極堂』を訪れ、代表取締役・井ノ上昇吾さんに吉野本葛の歴史や継承することの大変さをうかがいました。

日本の食文化を支える吉野本葛を未来へ継承

吉野本葛は、製造するのに手間暇がかかる上に、1kgの葛根から100gほどしか作ることができません。
さらに、近年は葛根の生産量や掘子さんの減少により、高級な食材に。
そのため、和食店や和菓子店以外では使われることが少なく、片栗粉やコーンスターチなどの澱粉が代用されています。

「吉野本葛は食材を温かく優しく包み込み、繊細さを求められる料理やお菓子には欠かせない存在。吉野本葛を継承することが私の使命です」
と井ノ上さん。

『井上天極堂』では、吉野本葛を使った商品を開発し、食事処も展開。
工場見学も行われ、葛を身近に感じてもらうための活動が行われています。
「奈良時代からの日本の食文化を支えてきた葛粉を、次世代を担う子どもたちが食生活に自然に取り入れてくれるようになることが、日本の食文化継承にもつながると信じています」。(本文より抜粋)

☆奈良で葛粉を作り続けて150年の葛の老舗・天極堂がお届けする吉野本葛はこちら
→https://www.kudzu.jp/SHOP/B0006.html

☆食事処『飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラス』の店舗情報はこちら
→https://www.kudzu.jp/hpgen/HPB/entries/41.html