2021年4月5日の産経新聞で「吉野本葛マジカル体験キット」をご紹介いただきました。
2021年4月5日の産経新聞で「吉野本葛マジカル体験キット」をご紹介いただきました。
吉野本葛もち 自宅で作って
葛の老舗がキット開発
フレッシュな食感を
吉野地方の伝統食、吉野葛について自宅で学びながら、葛もち作りを体験できる「吉野本葛マジカル体験キット」を、葛の老舗・井上天極堂が開発した。
葛の根から取り出したでんぷんを精製した葛粉に、水と熱を加えてできる葛もちは、透明感とつるんとした食感が魅力。
ただ、そうした味わいが続くのはわずか10分ほど。葛もち作りを楽しみながら、作り立てのフレッシュな食感を家庭で体感してもらおうと開発された。
一般的に販売されている「吉野葛」はさつまいものでんぷんが使われている商品も多く、吉野で精製された葛100%のものは「吉野本葛」とも呼ばれる。
キットの吉野本葛は同社で最高クラスの「古稀」、きな粉は天理市の大豆、黒蜜の材料の黒砂糖は奄美大島産を使用。黒蜜を炊くところから始め、葛の粉が透明な餅に変化する感動が楽しめる。
キットを企画した同社葛ソムリエの川本あづみさんは「本物の味と共に、葛の魅力を知って欲しい」と話す。
吉野本葛マジカル体験キットは1袋3,780円(7食分)
「吉野本葛マジカル体験キット」は「にっぽんの宝物グランプリJAPAN大会2020-2021の新体験・イノベイティブ部門で審査員特別賞をいただいた商品です!
- 開発の経緯
この商品は、2020年秋に開催された奈良県の宝物セミナーに参加したことがきっかけで生まれました。にっぽんの宝物プロジェクトは、業界を超えた事業者が集い、互いにプロの知恵を出し合いながら、商品開発や販売につながる案を出し合うというもので、「地方の原石を世界レベルのヒット商品に育てる」というコンセプトが掲げられていました。
その中で吉野本葛は葛という植物の根から採ったでんぷんであることや、出前授業では子供たちが白い粉が透明のお餅へと変化する様子に驚き、感動することなどを伝えると、「葛もちを売るのではなく、葛もちを作るという体験を売りなさい。」というアドバイスがあり、以前から販売していた葛もち手作りキットと出前授業で配布している資料を改良して本商品を作りました。
2020年12月5日に開催された「にっぽんの宝物グランプリ奈良県大会」当日には、試食タイムで審査員自身に葛もちを作ってもらうという「体験」を取り入れたプレゼンにすることで、ドリンク・スイーツ部門で準グランプリを獲得することができました。表彰時の審査員コメントでも、8年にわたる出前授業という活動を含め、葛もちを自分自身で作るという体験を高く評価いただきました。
その後2021年3月に開催された「にっぽんの宝物グランプリJAPAN大会」では新体験・イノベイティブ部門で審査員特別賞をいただくことができました。
これからの時代はただ美味しいものを食べるのではなく、『食と体験』が重要なテーマになると思います。このため葛のマジカルパワーで食文化や自然に対する興味を持ってもらうことで、奈良の伝統産業である吉野本葛の素晴らしさを伝え続けていきたいと思っています。下の写真は実際に出前授業をした保育所での様子です。
- 「吉野本葛マジカル体験キット」の特徴
1、にっぽんの宝物グランプリJAPAN大会2020-2021の新体験・イノベイティブ部門で審査員特別賞を獲得しました。
2、植物の根っこが白い粉(葛粉)に、白い粉が透明のお餅(葛もち)へと変化する様子がよくわかります。
3、付属のテキストにあるQRコードを読み込むと吉野本葛の製造工程が学べます。
4、付属のテキストにあるQRコードを読み込むと葛もちの作り方が学べます。
5、白い粉が透明のお餅へと変化するという感動を体験できます。
6、葛もちの材料となる吉野本葛は弊社で最高クラスの「古稀」を使用しています。
7、きな粉は奈良県天理市の南檜垣の大豆を使用しています。
8、黒蜜の材料となる黒砂糖は奄美大島産です。
コロナ禍でおうち時間の充実が言われている今だからこそ、奈良県の伝統産業「吉野本葛」について美味しく楽しく学んで欲しいです。