くずまんのもりもりクッキング(大和茶・大和園様)
天極堂では奈良テレビさんにご協力いただき、「ゆうドキッ!」の中にコーナー番組『くずまんのもりもりクッキング』を作らせていただいております。
6月1日(木)は晴れ。
今回は大和園さんに月ヶ瀬の茶畑をご紹介いただきました。
お茶の葉っぱはやわらかく、青々と輝いていました!
今回のロケをしてくれたのは帝塚山大学のお二人です。
手摘みもありますが、ほとんどのお茶は機械で収穫されます。
風で袋の中に刈り取った茶葉を送り込むのですが、狭いスペースで方向転換が出来、本当にきれいに刈り取っていく様子を見ていると、すごい技術だなと感心しました。
茶畑で見かける黒や白のカバー。
光をさえぎるためのものだそうです。
今茶畑が緑色なのは、取材のために全てのシートをはずし、今日全ての葉を収穫するからだそうで、収穫までは光をさえぎって育てています。
光が当たると退色してしまい(左)、良いお茶になりいません。遮光しておくとカテキンが多く、濃い緑色のお茶(右)に仕上がるそうです。
二人一組でくるくる巻いていくと、遮光シートの下からは青々としたお茶の葉が顔を出しました。
お茶の色は光に敏感で、少しでも太陽に当ると退色してしまう為、刈り取った茶葉を運ぶトラックにも遮光シートが欠けられます。特に碾茶(抹茶の原料)になる茶葉は、本当に気を使うとおっしゃっていました。
今回のロケにも参加してくれたフランスからのインターンシップ制のお二人、リヤさんとサラさんです。
5年間日本語を学び、3ヶ月前からここ月ヶ瀬に来てお茶の勉強をしているそうです。
さて、飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスに戻って、いよいよ大和茶と吉野本葛のコラボクッキングのスタートです。
ジャジャーン!『お茶の香りの葛まんじゅう』ができあがりました。
みんなでいただきます。
今日は遠くて大和園さんは来られませんでしたが、お茶の香りとうまみを感じられるスイーツが出来ました!
食べていただきたかったなぁ。
奈良県での茶の栽培は古く、昼夜の寒暖差でおいしいお茶が育つそうです。
おいしいお茶と言えば京都の宇治茶、静岡、鹿児島などを思い浮かべますが、奈良の大和茶、本当においしく、また生産量も多いということを知ることができました。
また、お茶の木の品種は同じで収穫時期や加工方法が変わると、緑茶、煎茶、玄米茶、番茶、ほうじ茶、紅茶などに分類されるのだということも教えていただきました。
大和園では10年前から和紅茶の生産を始めており、インドへ研修に行ったという女性にもお話を聞くことができました。
新茶の季節だけがおいしいお茶だと思っていませんか?
まずは一番いい時期に碾茶(抹茶の原料)を収穫するので、新茶がおいしいということは間違いないのですが、色や香りを補うように季節ごとに加工方法を変え、年中おいしいお茶を作れるようにしているそうです。
碾茶の収穫が終われば、紅茶用の茶葉を摘み取るそうですよ。紅茶好きの私はそれが楽しみです。季節と共においしいお茶が出てくるのですね。1つの茶畑で、全部のお茶を飲み比べてみるというのも面白い気がいたしました。
大和園の皆さま、ありがとうございました。
詳しい『お茶の香りの葛まんじゅう』のレシピや大和園さんのお話は「ゆうドキッ!」をご覧ください。
【くずまんのもりもりクッキング】
放送日:2017年6月21日(水)
時間:17:58~18:54
放送局:奈良テレビ放送
テーマ:大和茶
6月21日の放送をご覧になった方には
素敵なプレゼントや、お得な情報をお伝えしています。
このレシピは放送日以降
「葛クッキング」ブログで公開いたします。
また、放送日以降に天極堂各店舗でもレシピ配布しますので
ご自宅でもチャレンジしてください。