くずまんのもりもりクッキング(11)
毎月1回、水曜日放送の『くずまんのもりもりクッキング』
奈良テレビ「ゆうドキッ!」(午後5時58分~)で放送中!
第11回のテーマは『香りごぼう』
宇陀市の宇陀金ごぼうとは違い、田んぼで作る丈の短いごぼうで、やわらかくて香りが良いのが特徴です。
ごぼうには食物繊維が多いという話はよく聞きますが、
『薬』として使っている国もあるというのは初めて知りました。
言われてみれば、根っこが原料の『薬』は『葛(カッコン)』も同じですよね。
この日は帝塚山大学の学生さんが五條市の植森さんを訪ねました。
植森さんは数年前から田んぼでごぼうを作っています。
砂地でごぼうの栽培に向いているから始めたとのことですが、
香りのよいごぼうを五條市の特産にしようと、『香りごぼう』で売り出したところ、
柔らかく、アクが少ないなどの特長で、県内のスーパーだけでなくデパ地下でも販売されるようになったということです。
本来であれば3月下旬から収穫できるのですが、昨年秋の長雨の影響で種まきが送れ、冬の寒さで成長が遅れ、結局収穫が1ヶ月も送れてしまったそうです。
天気と農業は本当に密接な関係にあるのだということに改めて気づかされました。
(おかげで、まだたくさんごぼうが残った、青々とした畑を見ることができましたけどね。)
大きな葉っぱの下に、かわいいサイズのごぼう。
でも、意外としっかりしていて、気合を入れて抜かないと簡単には抜けませんでした。
青空の下、たくさんのごぼうを収穫させていただきました。
香りごぼうは根っこをいただくのですが、収穫したてのごぼうの葉っぱを天ぷらにしたり、茎を軟らかく炊いたりすることで根っこ以外も食べることができるそうです。
私は茎をあく抜き程度に一度湯がき、繊維が気にならないよう細かめに切って甘辛く炊いてみました。
さっぱりとして蕗に似た感じ。おいしいご飯のお供が出来ました。
飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスに戻って、香りごぼうと吉野本葛のコラボクッキングのスタートです。
今日のコラボメニューは『香りごぼうと吉野鶏のすまし汁』
吉野鶏は表面に葛粉をまぶした料理なので、今回の吉野本葛は粉末タイプを使用しました。
植森さんの香りごぼうをささがきにしたら、いったんお水につけてあくを抜き、さっとゆでます。
香りごぼうはやわらかいのですぐに火が通りました。
薄くたたきのばした鶏ささみに吉野本葛をまぶします。
旨味がギュッと詰まって流れ出さず、表面もつるりとしておいしいですよ!!
この『葛打ち』という調理方法は、豚肉やえび、魚でもなんでも応用できます。
香りのよい一番出汁をお椀に注げば出来上がり。
残念ながら植森さんはこられなかったので、飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラススタッフの山下がおいしくいただきました。
今回ご紹介したお吸い物は、5月18日から24日までの期間限定で、飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスにてお召し上がりいただけます。
くずまんも、上品なお味に大満足。
この帝塚山大学さん考案のメニューは5月18日~24日の間、飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスにて提供しております。
是非食べに来てくださいね!
香りごぼうのレシピは天極堂各店舗で配布しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
しいたけレシピはブログでも確認できます。→葛クッキング
飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスでは5月24日(水)までの期間限定でこの『ごぼうと吉野鶏のすまし汁』をご提供いたします。ぜひこの機会に飛鳥彩瑠璃の丘天極堂テラスへお越しください。
次回は6月14日(水)
テーマは「大和茶」です。
お楽しみに!