奈良(川上村)では、手ぶらで、【洞窟探検】ができます!

洞窟探検を奈良で出来ることを知っている人はそれほど多くないと思います。
私はテレビで探検しているシーンを見るたびに、いつか自分も行ってみたいと思ってはいたものの、まさか奈良でできるとは思っていませんでした。
「やってみたい!」という方はぜひ!
でも、ちょっと怖いかもという人もご安心ください。
5歳から参加可能なファミリーケイビングもあり、家族みんなで楽しめます。
「洞窟ってどんな道具がいるの?」と不安な方もご安心ください。
どろんこになってしまう服も、長靴も、軍手も、サポート―やライトやヘルメットも、すべてコミコミの費用になっています。
だから家に帰って洗濯に追われるということはありません。

ヨイヨイかわかみから車で移動して現地へ。
つなぎに長靴、ヘルメットにライトも付けて、みんなやる気満々です!
準備が整ったら、まずは洞窟の入り口を探します。
パッと見ただけではどの穴が奥まで続いているのかわかりません。
そもそも洞窟というのは、入り口よりも奥の方が長く続いている場所のことです。
石灰岩が水の影響で溶けて穴が開いたものらしく、洞窟の近くには崩れた石灰岩が転がっています。
奈良県では川上村から天川村にかけて石灰岩の層があるらしく、ここ以外にも洞窟があるのだそうです。
*ただし、洞窟はつながっているのかいないのか、上に行ったりしたに行ったりとアリの巣のようになっているため、垂直に落ちる穴などもあり、知識がないと大変危険です。また、安全面から見ても権利面からみても、そもそも勝手に入っていい洞窟というのはありません。必ず【ヨイヨイかわかみ】を通してガイドと一緒に探検を楽しんでください。

穴に入っていくと、はじめは薄暗いだけですが、奥に行けばもうライトなしでは進むことはできません。
狭くなったり、広くなったり。
低くなったり、上が開けたり…と1歩進むごとに状況が変化します。
もう一つ洞窟に入って思うことは、「あたたかい」です。
この日の川上村の気温は8度くらいですが、洞窟の中は年中13度くらいなのだそう。
だから、冬に入ると温かく感じ、夏に入ると涼しく感じるのです。

大人になると、地面にはいつくばって匍匐前進をすること、なくないですか!?
どろんこになりながら、ライトの明かりだけを頼りに、大仏様の鼻の穴(東大寺にある柱の穴で、奈良県民はだいたいの人がこの穴をくぐった思い出があります)より小さいと思われる穴に突っ込んでいく!!
なんて素敵な体験なんでしょう。
普段取らない体勢をとるというのもワクワクしますし、天井の水滴のきらめきとか、岩の手触りとか、反響する話声とか、すべてが非日常の体験です。
また、いろいろと考えたりもします。
ひじとひざのプロテクターやヘルメット、中でもライトが、すごく役に立ちます。
これらの道具がなかったらいろんなところから血が出るんでしょうね。擦り傷、切り傷、打ち身だらけになりそうです。
こういうものがない時代、縄文時代とか弥生時代、それに修験道の方もここで修行をされたとか。
そういった人たちはどうやってここに出入りしていたんでしょうか…。

洞窟の最奥ではライトを消す体験もさせていただきました。
目を開けていても閉じていても同じ暗さ。
時間が経つと目が慣れてきて周りがぼんやりと見えてくる…ということは一切ない、漆黒の闇の世界です。
洞窟のにおい、水滴の音、仲間の息遣いだけが聞こえ、五感が敏感になっていることが分かります。
修験道の人が修行をするということですが、確かに無になるには最適な環境だと思いました。
それと同時に、光のありがたみも感じました。

洞窟に入っていくための独特の動き、匍匐前進での進み方のコツや、細い穴をすり抜ける時の安全な降り方なども教えてもらい、探検家気分を存分に味わうことができました。
今回は大人だけで参加しましたが、5歳以上であれば子供も参加可能で、どんくさい私のような大人より子どもの方がすいすい行けるようです。
子どもも安全で家族で楽しめるファミリーケイビング以外に、もう少しワイルドなアドベンチャーケイビングもあるとのことです。
洞窟の気温は一定なので、夏でも冬でも開催しています。
2名様以上で申し込みができますので、ご家族で、ご友人で体験してみてください。

奥大和でのアクティビティーは「山遊び塾ヨイヨイかわかみ」がおすすめです

山遊び塾ヨイヨイかわかみでは春夏秋冬、川も山も洞窟も、様々なアクティビティーをご用意しています。
基本的に道具も服も全部貸していただけるので、手ぶらでいけるのもとてもありがたいですよね!
長年奈良に住んでいますが、こんなに奈良が面白いなんて思いませんでした♪
2名から開催で、半日プランと、1日プランがあるのもうれしい。
空いていれば前日予約もOKということです。
ちょっと違った奈良を楽しみたいと思ったら、まずはお問い合わせしてみてください。