2025年1月28日天極堂の畑で葛根掘りを行いました
2025年1月28日天極堂の畑で葛根掘りを行いました
吉野本葛の原料として使う葛の根は、元々山で自生する物を使用しています。
近年天極堂では自社の畑で葛を栽培する『葛畑(くずばたけ)プロジェクト』を発足!
栽培している葛はまだ試験中で商品には使用していませんが、いつか使用できる葛の根ができるよう日々頑張っています…!
毎年冬には社員皆で『葛根掘り』を行っており、今年もたくさん葛の根を掘り起こしました。
掘り起こす前に…事前準備!(1月27日)
葛根掘り本番の前日、1月27日に葛根掘りの事前準備を行いました。
葛はマメ科のつる草、しかも繁殖力も高いため写真のように支柱やネットにしっかりと絡みついて育っていました。
まずは葛のつるを支柱やネットから切り離す作業から始まりました。
中でも元気な葛のつるは別の用途に使うことができるので、無暗に切り離すのは厳禁!
枯れたつる、元気なつるを選別しながら切っていきます。
ちなみに枯れたつる・元気なつるの違いは『しなやかさ』。
枯れたつるは曲げるとパキッと折れ、元気なつるはしなやかに曲がります。
切り離した後の断面にも違いがあり、枯れたつるは茶色で乾燥しており、元気なつるは緑色で水分が含まれています。
支柱やネットを切り離し撤去した後は…
後々分かりやすいように、つるの部分にテープを巻き種類名をメモ。
これで葛根掘りした後も安心してどの種類か判別することができます。
全ての葛にこの作業を行って、この日の作業は終わりました。
葛根掘り本番!(1月28日)
まずは畑の表面を覆うマルチを剥がし、その下の散水用ホースや金属ピンを外していきます。
いよいよ葛根掘り開始!
4列ある畑の中、それぞれのエリアで複数名分かれて掘っていきます。
葛の根は横にも下にも伸びますが、特にこの葛畑は横に伸びやすく隣の葛の根やエリアまで伸びていることもしばしば。
途中で折ってしまわないように気を付けて掘ります。
太さは様々で、細い根はごぼう、太い根は山芋や大根ほどの太さがありました。
葛は畑から少し離れた場所でも栽培しており、そこの葛の根も掘り起こしていきます。
全ての葛の根を掘った後、前日にメモした種類毎に分けていきます。
分けた後は保管しやすいようにビニール袋に入れます。
また新たに苗として使えそうな葛の根は、上の部分を切り離していきます。
これにて葛根掘りは終了です!
葛根掘りに参加した皆さん、お疲れ様でした。