研修1日目(8月19日)井上天極堂 本社

初日の研修は、天極堂本社にて行いました。
 
午前中はまず、品質管理課の仕事内容や品質チェックの方法についての説明と実践があり「葛・上もちわらび・わらび(100%)」のそれぞれの粘度や香りの違いについて学びました。
次に、製造部にて“吉野晒”を終えブロック状にカットされた葛をケースに並べていく作業を行いました。
 
午後は、午前中にケースに並べた葛を乾燥室へ運び、乾燥機にかけました。
製造過程の「攪拌」や「乾燥」などに数日から1週間かかると知り、丁寧で時間をかけた作業が“吉野本葛”の美味しさを支えているのだと実感しました。

研修2日目(8月20日)井上天極堂 橿原工場

2日目の研修は、橿原工場にて冷凍かぼちゃの選別や野菜ペーストの包装作業を行いました。
 
冷凍かぼちゃに異物が混入していないかを見分けて金属探知機に通していく作業は、とても集中力が必要な作業で責任感を持って取り組みました。またペーストされた野菜の包装作業は、一つ一つ丁寧に手作業で行われており、一つの商品になるまでにとても手間暇がかかっているんだなと学ぶことができました。
 
工場内では常に衛生管理について気を付けているのが印象に残っており、安心安全な商品を作り続けていく上で清潔さというのはとても大切なことだなと感じました。

研修3日目(8月21日)井上天極堂 橿原工場 リテール部

3日目の研修は、天極堂橿原工場のリテール部にて行いました。
 
主に内職作業を行い、具体的にはハガキへの押印や、製品へのシール貼りを行いました。
ハガキの印や商品に貼るシールは“消費者の目に第一にとまる部分”です。よって、印やシールにズレや歪みがあると印象が悪くなるほか、商品を台無しにしかねないので、緊張感と責任感をもって取り組みました。
 
内職作業は精度だけではなくスピードも大切なので、それらを両立する難しさを感じました。

研修4日目(8月22日)井上天極堂 奈良本店

4日目の研修は、天極堂奈良本店でホールの仕事をさせていただきました。
 
お客様がご来店されたときのお茶出し、料理の提供、テーブルの片づけをして、接客対応の難しさや重要性を実感することができました。お客様にご迷惑をかけないように気を配りながら取り組みました。
また従業員の皆さんはとても優しく、接客の時に何をしなければいけないかや葛についての豆知識を教えてもらいました。
 
従業員の皆さんが互いに協力し合ってお仕事をしているのがとても印象に残っており、仕事をするうえではとても大切なことだなと思いました。

研修5日目(8月23日)井上天極堂 本社 経営企画室

最終日である5日目の研修は、天極堂本社の経営企画室にて行いました。
 
天極堂公式SNSにアップする投稿内容の撮影と編集を行いました。
「商品を載せる皿・敷物・その他の小物」などを選択し、より見栄え良く撮影するにはどうすべきか、配光や物の配置の試行錯誤を重ねながら取り組みました。
 
撮影後は写真の編集を行い、不要な映り込みなどを除去し、より商品の魅力が伝わるように工夫しました。
SNS上で写真と文章だけで魅力を伝えることの難しさを実感しました。

まとめ

今回のインターンシップを通して、商品が店頭に並ぶまでにたくさんの人や工程があることを学ぶことができました。
商品の包装を一つずつ手作業でしていたことが印象に残っており、このような丁寧な作業が天極堂さんが長い間続いている理由なのではないかと思いました。
また衛生管理を徹底的にしており、お客様のことを第一に考えながら商品を製造していると感じました。
商品が製造からお客様に渡るまでの一連の流れを体験し、食品製造業についての理解が深まりました。
 
5日間ありがとうございました。今後はこの貴重な経験を活かしていきたいと思います。