【1日目:渦の道と牧野植物園】

2/16~18に、高知県・香川県に研修旅行に行ってきました。

本社と橿原工場、それぞれの場所に集合し、バスに乗り込みます。
本社バス組はお菓子を配り合い、遠足のような雰囲気でした♪

まずはじめに立ち寄ったのは、淡路SA近くの『渦の道』。
『渦の道』は鳴門海峡に架かる大鳴門橋の下に作られた海上遊歩道です。
遊歩道の床には、ところどころにガラス床が設置されており、のぞき込むと45メートル下の海上が見えます。

また、遊歩道の壁は網状になっているので、外の音や風がダイレクトに感じられます。
風が強かったため、かなり寒かったです。

展望台の床にも、遊歩道と同じくガラス床が設置されているのですが、遊歩道のものより大きめ。
足がすくみそうな程の高さから渦潮を見ることが出来ます!

ただ、この日は渦潮を見ることはできませんでした…。
渦潮の見頃は、時間帯や天候などで変わるそうです。

公式HPで渦潮出現期待度を確認することもできます♪

HPはこちら→https://www.uzunomichi.jp/

『渦の道』での見学が終わったら、今度は『うづ乃家』さんで昼食をいただきました。
ガラス床から見えた海上で育てられたわかめのお刺身やお吸い物、鯛のお刺身など海が傍にあるからこそ楽しめるメニューがとても美味しかったです♪

ボリューム満点のお昼を楽しんだ後は、1階部分でお土産を見させていただきました。
鳴門金時を使った芋けんぴやどら焼きを買うことが出来ます♪

続いて、今回の目玉スポット『高知県立牧野植物園』へ。
2023年前期に放送された連続テレビ小説「らんまん」のモデルとなった牧野富太郎先生の植物園です。
始業前に放送されていた「らんまん」を、弊社社長や多くの天極堂スタッフが観ていたということもあり、研修旅行に行くならぜひここへ!と決まった場所でもあります。

入り口で集合写真を撮った後は、みんなで各々好きなところを回りました。

牧野先生が書かれた緻密な植物の絵をはじめ、赤字でびっしりと校正された植物図鑑など思わず見入ってしまうものばかり。
中には「らんまん」で使用されたアイテムの展示もありました。
どの展示も見応え・読み応えがあり、気付けば時間ギリギリに…。
どうしても見たかった展示の「ランと恋して」を見るために、植物園の奥にある温室までダッシュしました。

温室に入ってすぐ、視界を埋め尽くすランのアーチ。
思わず声が漏れてしまうほどの美しさでした。

汗ばむくらいの温度が保たれていたこの温室はどこを見ても緑がいっぱい。
癒し空間が広がっていました…!

ゆっくり、じっくり見たかったのですが、集合時間が迫っていたため駆け足で回りました。
機会があればぜひまた来たいと思いました!
…その時には、植物園のグッズもゆっくり見てみたいです。
(クリアファイルや紅茶など、ステキなグッズがたくさんありました!)

【2日目:高知城と桂浜】

2日目は、高知城組と桂浜組とで分かれそれぞれスポットを堪能してきました!

【高知城】
高知市丸ノ内に位置する高知城は南海の名城として名高く、江戸時代に建てられた天守や本丸の建築群がすべて現存する城郭だそうです。土佐藩初代藩主であり、戦国~江戸時代の武将である山内一豊が築城をはじめ、約10年の歳月をかけて作られた高知城は日本100名城にも選定されており、その堂々たる風格を間近で見る事ができました。

この日は本当にいい天気で高知城めぐりにはちょうど良い気候となりました。
綺麗に咲き始めた梅を眺めながら、追手門、三ノ丸、二ノ丸と歩き、本丸御殿天守閣へ。
高知城の歴史を伝える展示も見ながら、高知市を見渡せる頂上までのぼります。

 

頂上に着くと心地よい風と青空もすがすがしく、先の方まで高知の建物がみえており、まるで城主になったかのよう。
時間も限られていたため少し足早になりましたが、ぐるりと高知城を一周し、しっかり堪能させていただきました。

 

【桂浜】
桂浜公園周辺を散策しました。
有名な坂本龍馬の像や様々な石碑を、桂浜の爽やかな潮風を浴びながら巡りました。
公園内にはいくつかショップもあり、桂浜・坂本龍馬ならではのものからお洒落なものまで色んなジャンルのショップが楽しめます。
まだまだ時間が足りない…と思う桂浜公園の散策でした。

【ひろめ市場・かつお船】
上記2つのスポットをそれぞれ回ったあとは、ひろめ市場でお買い物、かつお船というお店でかつおの藁焼き体験をさせていただきました。

 

~ひろめ市場~

 

ひろめ市場は、土佐藩家老の深尾弘人蕃顕に親しみを込めてその地域一帯を「弘人屋敷(ひろめやしき)」と呼んでいたことから名づけられたのだとか。
市場内にはかつおやお土産物屋さんはもちろん、地元の名産品をあつかった料理やお酒を販売されているお店がたくさん並んでいました。
 
私の中にあった漁港の近くにある市場のイメージとは少し違い、所せましと並ぶお店の賑やかさやお酒を飲んで高知のおつまみを食べて楽しそうなお客さんの様子、通路もそこそこ狭く全体的にきゅっとなった場所で、どこか懐かしく楽しい迷路に迷い込んだような気持ちになり色々みているとあっという間に時間が過ぎました。ちょっと変わったお土産だと「塩ニンニクの芋けんぴ」が販売されており、興味本位で買ってみました。どんな味がするか楽しみです。

~かつお船~

 

お昼ご飯には、高知で有名なかつおの藁焼きを実際に自分で行ない、それを食べさせてもらえるという貴重な体験をさせていただきました。

すでに藁焼きされたかつおなら食べたことはあったのですが、自分で焼くところからは体験したことがなかったのでワクワクしていると、拳ほどの大きいブロック状に切られたかつおをモリのような長い棒に刺したものを渡していただきました。この状態で藁をくべている火で焼くんだとか!

 

こんなに火の近くにいくこともなかなかないため、じわじわと焼けていく様子をしっかり目に焼きつけました。
赤かった身がどんどんと炙られて色が変わっていきます。
ただやっぱり火なので近くでいるとかつおをもっているのが大変になるくらい結構な熱さになって内心少し焦っていました。

しっかり全面に焼き目がついたら食べやすい大きさにカットしていただき、お昼のメイン料理としていただいたのですが、藁で焼いた香ばしい香りと少しの温かさ、そして塩で食べるからこそより感じられるかつおの味わいが本当に絶妙で、高知でないとなかなか食べられないこの美味しさに感動いたしました。

【大歩危 祖谷かずら夢舞台】
2日目最終のスポットは、高知を出て徳島県にある三大秘境の一つ祖谷市にある「かずら橋」に行かせていただきました。
国の重要有形民俗文化財に指定されており、6tものあるシラクチカズラを使用したこの橋、今回は工事が行なわれており残念ながら橋を渡る事はかなわず・・・
ただ近くでみてみるとまるで嘘のような立派な太いつるが何本も使われており、その迫力に圧倒されました。
葛のつるもなかなか扱うのが大変だなと思ったことはありますが、何倍もの太さのあるつるで橋を作ろうと考えた昔の人は本当にすごいです。

 

2日目の終わりは、次の日がこんぴらさんに行くこともあり琴参閣という立派な旅館に泊まらせていただき、宴会では天極堂グループの皆さんと美味しいごはんと楽しい時間を過ごさせていただきました。写真の様子は宴会終盤のじゃんけん大会です!今回も社長の粋な計らいで特賞が1万円、そして5千円が当たる方が多くおられ大盛り上がり!!また、カラオケ大会も部署を超えて出し物やデュエットなどされており終始賑やかな雰囲気で皆様思い思いに楽しまれておりました。

【3日目:金刀比羅宮と中野うどん学校】

この日は金刀比羅宮(ことひらぐう)周辺の自由散策からスタートでした

『こんぴらさん』の名前で親しまれている金刀比羅宮は長い階段を上り総本宮を目指します…その段数、785段!
さらに奥社まで上るとなると1,368段にもなるそうです。
上る合間にも段数を示す『○○段』という看板や案内もありました。

そして、785段を上りきると…

総本宮と、綺麗な青空が広がる絶景がありました。
総本宮の御祭神は大物主神と崇徳天皇で、古くから五穀豊穣や海上守護などの信仰があります。
周りの木々が風に揺れ、さらさらという音と清々しい風が体を通り、一種の爽快感を感じました。

ちなみに大門くぐった後には神馬(しんめ)の厩舎があり、神馬達を見ることもできました。
和種の月琴号(左)とサラブレッド種のルーチェ号(右)です。

散策の後は金刀比羅宮までの道にある中野うどん学校でうどん作り体験を行いました。

最初は讃岐うどんについて授業を受け、予め準備された生地を教えていただいた通りに切ることに。

4mm幅で切るように!と幅のサンプルを見ながら切りましたが、これが結構難しい…
細くなったり太くなったりと苦戦しましたが、なんとか切り終えました。
後日そのうどんを食べましたが、つるっとしたのど越しと透明感と、讃岐うどんならではのコシと…とっても美味しく頂きました。

次はいよいよ生地を作る所から。
食塩水を加えながら生地をこねます。
一緒に流れるBGMのテンポが速く、合わせてこねるとなるとまるで暴れているかのような状態に。

生地がまとまるまでこねたら、さらに足で踏みます。
ここでもまたBGMが流れ、ダンスする人も続出しお祭りのような状態になりました。

足で踏んだら生地を丁寧に畳んで丸め、グループで1人持ち帰ることに。

讃岐うどんについて勉強し、うどん作りを体験し、記憶に残る体験となりました。
ちなみに、必死にうどんをこねたからかちょっぴり右手が痛くなっていました。

うどん作り体験をした後は、上の階でうどんの膳を頂きました。

こんぴらさん、うどん作り体験と実は体力を使うイベントの多かった身体に温かいうどんのだしが染みわたります。
中野うどん学校の入り口では『おいり入りソフト』が販売されていたので、ソフトも頂きました。

陽も徐々に弱っていく中で食べたため、やはり少しは寒く感じました。
が、温かいうどんに続いて疲れた体に染みわたります。
運動した分いっぱい食べてしまった、何かと大満足な3日目でした。

3日間の総まとめのような感じですが…

1日目の渦の道と牧野植物園の見学では、普段あまり見ないジャンルの見学でしたがその分知見を広げることができました。
特に牧野植物園では様々な植物や花を見たり香りを楽しみましたが、「自分はこんなにも植物や花に興味があるのか」と自分へ驚いてしまいました。

2日目の高知城及び桂浜公園の散策、かずら橋の見学で「テレビで見たことある!」と思いながら沢山写真を撮りました。
かつおの藁焼き体験では熱々の中かつおを焼く体験と香ばしい藁の香りが合わさって格別に美味しく感じました。
奈良へ戻った後に「暫くはかつおを食べられないな…」と思うほどでした。

3日目のこんぴらさんと中野うどん学校では観光地ならではの賑やかさに感化され、さらにわくわくとした気持ちで過ごしました。
観光客として新たな体験や知見を楽しむ一方で、楽しまれるようなシーンを提供する側として勉強の一日でした。

この3日間において「こんな物があるのか!」「○○と□□のコラボって合うのかな?」等、驚くような物事が多かったと感じます。
その合間で店員さんやスタッフさんの対応の良さや親切さを体験し、流石観光地だと思う一方で人との接し方を見つめ直すきっかけとなりました。
ただ親切なだけではなくインパクトの与え方や機転の利かし方を工夫することで『満足する』とはこういう事かと感じました。
今回の経験を活かして、普段の業務や出前授業等で伝え方の部分をより良くしていこうと思います。

ご参加いただいた皆様、お疲れ様でした!