研修1日目

8月16日(月):井上天極堂本社に研修

研修1日目は、井上天極堂本社で作っている葛の製造工程を体験しました。初日なので、会社全体の話と品質管理の話を聞きました。

品質管理の話の時に、上餅ワラビと特製品、葛城の3種類の炊き上げを体験させていただきました。種類ごとに匂いや粘り気、色が違っていて面白かったです。

一通り話が終わり、葛の製造現場に案内してもらいました。製造現場は、葛の独特の匂いが凄かったです。

最初の実習は、石鹸状に切った粗葛を並べる作業でした。作業が終わると、並べた粗葛を乾燥させるために乾燥室まで運ぶ作業を行いました。積み重ねた粗葛はとても重く私1人では大変でした。乾燥室に運ぶと、普段では見ることのない大きい扇風機が設置されていたので乾燥には長くて3日ぐらいで終わると思っていたが、乾燥には1週間近く掛かると教えてもらいとても驚きました。また、1週間乾燥した粗葛と3日乾燥した粗葛を触らせてもうと、3日乾燥した粗葛は指で押すと崩れてしまうに対し、1週間乾燥した粗葛は持つとすぐに崩れてしまい、こんなにも違うのかと実感しました。

作業が一通り終わったので昼休憩を挟み、次に行った作業は、製品(上餅ワラビ)の仕込み作業を行いました。25キロの葛を船と言われるところに20個近く入れる作業はとても力がいる作業で大変でした。あとは船の掃除をして、製品に水を入れる作業をして研修1日目が終了しました。初めてのインターシップで緊張していたのですが、社員の人や研修を担当してくれた人は皆優しく丁寧に教えていただきとても貴重な経験をすることができました。

研修2日目

8月17日(火):橿原工場に研修

研修2日目は、橿原工場に赴いてカップの製造印字の作業や野菜がペースト状になって袋に詰められていく工程と商品をカップに詰める工程の見学を体験しました。

製造現場に入る前に、髪の毛やゴミを取るだけではなく、最後に個室でエアーシャワーに入るなど、入念に対策されていました。また、中に入ると、床の色が分かれており、色ごとの順番に入れる所と入れない所が決まっていた。最初の説明で、橿原工場は食べ物を商品にし、お客様に提供するので菌などには一番気お付けていると言われていたので、改めて菌に気お付けて仕事をしているのが伝わりました。

初めの作業は、抹茶ワラビが入っているカップが綺麗なのか、凹みはないか、仕分け作業を行いました。その際、1時間ぐらいで約100個ほどの凹みや傷を見つけました。

その後にカップワラビとレトルト葛餅の殺菌作業のための台並びを4時間程行いました。初めは並べるのに時間がかかっていましたが、後半には早く作業を進めることが出来ました。個人的に同じ作業をずっと立ちながらするので、足の裏が凄く痛かったです。そのあとは、冷凍食品を箱に詰め、お店に納品するための食品名表示シールを一通り貼り終わると、最後に製品の持ち運びをして、後片付けをして2日目の橿原工場でのインターンシップは終了しました。

工場の中は、危険な機会がたくさんあったり、場所ごとに温度がガラッと変わったりと研修を通して製造業の工場ではどのような仕事をしているのか体験することができてよかった。

研修3日目

8月18日(水):橿原工場のリテール部に研修

研修3日目は2日目と同じ橿原工場の隣にあるリテール部に赴いて商品をお店に並べるための工程作業を体験しました。

工場で製造した商品を販売するために、商品名や賞味期限が表示されたシールを貼り付けたり、製造した葛うどんを入れる箱を組み立てて詰め込む作業を行いました。他にも、黒蜜を3つずつ袋に詰める作業をしました。黒蜜を横に半分ずつ並べ、袋に詰める作業が一番苦戦しました。小さい袋に詰めるだけでも綺麗に入れるのは難しかったです。また、箱を作る作業は、集中力がいる作業だと感じました。組み立てには順番があり、同じ作業を続けるので、集中しないと箱の組み立てる順番を間違えて効率が悪くなってしまうから。私も何回か順番を間違えてしまい、集中しようと心がけていました。

今まで商品を購入する側で、考えもしなかったが、1つの商品を販売するに至るまでに、商品の箱の組み立て、商品がどんなものなのか知ってもらうためのシールを貼ったりと、様々な工程の中で商品が販売されていることを知れたのはこのインターンシップを受けたからこそ知ることや感じることのできた体験だったと私は思います。

研修4日目

8月19日(木):奈良本店

研修4日目は奈良にある本店での接客と自分で選んだメニューを作る体験をしました。

10時から12時までは雨が降っていたのでお客様が来ない間は、3日目にリテール部でしていたように商品を箱に詰めたり、品出しをしていました。お昼になるとお客様が来店されたので、お茶を注いだり、商品の簡単な説明などをしました。私は接客が初めてのことと人見知りしがちだったので声が小さくなってしまいました。声を出す意識をしてからはお客様にお声がけをする回数も増えていったと思います。普段あまりしゃべらないので、とても貴重な経験をすることができました。お客様が料理に対して質問したり、料理を楽しみながら味わっていて、見ている私も楽しかったです。

お昼になると、自分が食べるメニューを選んで作るといった体験をしました。私は、冷やし葛うどんセットを選んだのでうどんを茹でる所から始めました。厨房は温度が高くうどんを取り出す時、とても熱く取り出すことができませんでした。私は人より熱い物が持てないのでとてもすごいことだと思いました。また、本社で作っていた葛を使って葛餅を作る際、作って型にいれて冷やした葛餅を四等分に分ける体験は天極堂だからこそ体験することができたと思います。

葛餅は、水分の量で食感が変わったり、天極堂は注文されてから料理を作るので、他のお店では味わえない、外は冷たく、中は温かい葛餅を売りにいていると教えてもらいました。葛の強みを最大限に生かしているのは井上天極堂奈良本店の強みであり、魅力的と感じました。今度はインターンシップではなくお客として行きたいと思いました。

研修5日目

8月20日(金):井上天極堂本社に研修

最後5日目の研修は、1日目に行った井上天極堂本社で、お店に納品するPOPの作成と井上天極堂の商品を広めるためのインスタグラムの投稿、5日間インターンシップをまとめたブログを書く作業をしました。

1日目と場所は葛の製造現場ではなく、企画室でお店に納品するPOPを作成しまとめたものを紙に包んだりしました。

その後、要らなくなった書類をシュレッダーに掛けたりしました。初めてのシュレッダーを使ったので、機会に入れる紙の量を間違えて詰まらせたときは壊れてしまったと焦りました。

シュレッダーを掛け終わると、次はインスタグラムに投稿するための写真を撮影しました。インスタグラムに投稿する写真撮影を始めてしてみて、自分が納得できる写真が中々取ることができなく、長い時間向きを変えたり配置を変えたりと工夫し考えたりと、普段したことのない体験だったので楽しかったです。写真を撮った後に「ぷるるん」(あずき)を頂いて、甘い物が好きな私はすぐになくなるほど美味しかったです。夏にピッタリの商品だと思いました。最後にこれまでの5日間で体験したことをまとめて、ブログに上げる作業を行いました。

まとめ

製造から順番に販売に至る体験をさせていただいたて天極堂でよかったと思いました。最近はコロナの影響で、インターンシップがなくなったり、Web面接になってしまっているので、今回インターンシップに参加させて頂けたことがとても貴重な体験だと私は思います。この5日間で私の得意なこと、苦手なことを見つけたりと将来、自分が付きたい仕事の方向性も絞ることが出来ました。

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